「副業禁止の会社でもブログをすることは可能なの?」
「副業禁止でブログやるときのやっておくべき対策ってあるの?」
こんな方に向けて記事を書きました。
ブログは、必ず稼げる訳ではなく、アルバイトのように副業収入が固定化されていません。
副業禁止の会社でも「ブログならもしかして大丈夫?」と思えてきますよね。
本記事では、ブログは副業禁止の会社でも可能なのかを解説していきます。
自分の経験や体験に基づいて、詳しく対策を解説していくで!
- ブログは副業禁止の会社でも可能?【結論:可能】
- 副業禁止かどうかは就業規則によって違う
- なぜバレる?副業が会社にバレてしまう原因
- 副業禁止の会社でブログをするならやっておくべき7つの対策
- ①自分で住民税を納付する
- ②副業収入が年間20万円を超えないようにする
- ③家族にブログをやってもらい自分は手伝う
- ④SNSでの発信に注意する
- ⑤スマホやパソコンの画面を見られないようにする
- ⑥コソコソしないで会社に副業を認めさせる
- ⑦副業のことを絶対に他人に言わない
- 副業禁止の会社でブログがバレたときの対策
- 副業禁止の会社でブログがバレたときの処分
- 【FAQ】副業禁止の会社で働く人のよくある質問集
- 僕は副業バレよりも副業をしない未来の方が怖い【体験談】
- 【まとめ】副業禁止でも対策すればブログはバレない
ブログは副業禁止の会社でも可能?【結論:可能】

ブログが副業に該当するかの判断は、就業規則や会社の判断によります。
そのため、どのような会社に勤務する場合も、ブログは副業だと考えて対策をとっておく方が良いでしょう。
ブログの収益は、アルバイトのように固定化された収入はないため、副業とは言い切れません。
ブログを開設しても、すぐに収益が発生する訳ことは少なく、サーバー代や有料テーマ代が必要なため、場合によっては赤字が続きます。
また、収益を目的としていない趣味のブログとの区別もあいまいです。
会社のブログが副業なのかどうかの判断に関係なく、安心してブログ運営ができる対策をとっておきましょう。
副業禁止かどうかは就業規則によって違う

とはいえ、自分の会社が副業禁止なのかどうかが気になる人もいると思います。
そんな人は、まず自分の勤務する会社の就業規則を確認してみましょう。
会社の就業規定は、さまざまです。
副業禁止の会社だと思っていたけれど、実は調べてみると副業を容認している会社だったというケースも考えられます。
2021年10月に経団連が「副業・兼業の促進に関する報告書」をまとめました。
簡単に内容をまとめると、
経団連のような政界や経済界に大きな影響力を持った組織が、このような発表をするのは、ちょっと衝撃的ですよね。
こういった政界や経済界の流れを受けて、大手企業が次々と副業を解禁しています。

現在は許可制が大部分ですが、副業を容認する会社が増えつつあります。
自分が勤務する会社も、副業を容認の方向にシフトチェンジしている可能性もあります。
- 他の会社と労働契約を結ばない副業
- 会社に予め申請を行った副業
- 雑所得で申告する副業
- 本業に支障をきたさないレベルの副業 など
上記のようなケースなら、副業が認めているという会社は数多くあります。
▼「給料が安いくせに副業禁止はおかしい!」という感じている人に向けた記事です。

なぜバレる?副業が会社にバレてしまう原因

本章では、会社に副業がバレてしまう最もオーソドックスな原因を3つの紹介します。
【副業が会社のバレてしまう原因】
- ついつい口を滑らせてバレる
- 副業関連のSNSでバレる
- 住民税が増えてバレる
それぞれ詳しく解説していきます。
①ついつい口を滑らせてバレる
「口は災いの元」とは、よく言ったものです。
副業バレの原因の多くは、自分でついつい口を滑らせてしまうことです。
自分が頑張ったときや成果が出たときは、ついつい話をしたくなりますよね。
良かれと思って同僚に副業を勧める場合なども、注意した方が良いでしょう。
立場や労働環境が変われば、人の心は簡単に変化します。
バレたくない人は、職場の同僚に副業の話を絶対にしない方が良いです。
②副業関連のSNSでバレる
副業の話をSNSで発信をしている人は、気をつけた方が良いでしょう。
副業用のアカウントであっても、SNSには特定されるリスクがあるからです。
自分のリアルアカウントと副業用のアカウントがつながっている場合や、副業用のアカウントの中にリアルな友達や仲の良い同僚がいる場合は、特に注意が必要です。
③住民税が増えてバレる
副業収入が増えると、住民税が増えます。
住民税は、今年の所得を元に来年の住民税が決定します。
住民税が増えると、会社の経理係の人にバレるリスクが出てくるということです。
しかし、これは自分で確定申告を行うことで予防できます。
副業バレを防ぐ確定申告については、次の章で詳しく解説していきます。
副業禁止の会社でブログをするならやっておくべき7つの対策

副業禁止の会社でブログをするなら、やっておくべき対策があります。
副業はバレるときのパターンは決まっているからです。
そのリスクを事前に潰しておけば、副業はバレません。
副業バレを防ぐためにやっておくべき対策は、7つあります。
【ブログをやるならやっておくべき対策】
- 自分で住民税を納付する
- 副業収入が年間20万円を超えないようにする
- 家族にブログをやってもらい自分は手伝う
- SNSでの発信に注意する
- スマホやパソコンの画面を見られないようにする
- コソコソしないで会社に副業を認めさせる
- 副業のことを絶対に他人に言わない
1つずつ見ていきましょう。
①自分で住民税を納付する
前の章で解説したとおり、副業収入が増えると、翌年の住民税が上がってしまいます。
住民税が上がると、会社の経理係の人に疑われてしまうリスクが出てきます。
他の同僚と同じくらいの給与所得にもかかわらず、あなたの住民税だけが高いとおかしいとなってしまうからです。
住民税は、本業と副業の所得が合算された金額で決定し、各市区町村から本業の勤務先へ通知されます。
この通知でバレることが多いのですが、確定申告で住民税を「普通徴収」にしていると、勤務先に通知されずバレません。
会社員やと、年末調整で会社の人が全部やってくれるから、あまり確定申告の機会はないよな。
ポイントは住民税を「自分で納付(普通徴収)」にすれば良いだけやから、めちゃシンプルやで!
「普通徴収」にするためには、確定申告のときに以下の画像欄に、「自分で納付(普通徴収)」をチェックすれば、本業の勤務先に通知されません。

僕は、この方法で現在進行形で副業をしていますが、バレていません。
僕が口を滑らせて、同僚や知人に副業をやっていることを話さない限り、バレることはないでしょう。
こちらの動画では、リベ大の両学長が副業がバレない方法についてわかりやすく解説しています。
税金は、副業バレの原因となってしまう重要なポイントです。
こちらの本は、フリーランス向けの税金対策の本ですが、会社員の副業に関する税金についてもわかりやすく解説されています。
▼税理士の大河内先生が、漫画でわかりやすく税金について解説してくれてます。税金に自信がない方は、必読の名著です。
▼増刷時に最新の改正に対応するロングセラーで、著者と税理士さんの漫才のような税金の解説が面白いです。
②副業収入が年間20万円を超えないようにする
次にオススメの対策としては、副業収入が年間20万円を超えないようにする方法です。
副業収入は、年間20万円以内なら確定申告の必要はありません。
確定申告の必要がなければ、会社の人に住民税が増えて副業が疑われることがなくなります。
つまり、会社にバレる心配はなくなるということです。
ブログがまだ収益化できていない段階なら、確定申告までする必要はないってことや!
▼ブログに挑戦して1年経過した僕のブログの収益を赤裸々に公開しています。

③家族にブログをやってもらい自分は手伝う
家族の誰かにブログをメインでやってもらう方法も、良い対策です。
家族にブログをやってもらい、あくまで自分は無償でお手伝いをするという形です。
この方法は、あくまで主要なブログ運営は家族にやってもらうべきことに注意しましょう。
自分がメインになると、単なる名義貸しになり、脱税行為だと疑われる可能性があるからです。
最終的にブログがビジネスとして成り立ってきた場合、家族に法人を作ってもらい自分は報酬なしの役員として手伝う形まで持っていければ最高です。
④SNSでの発信に注意する
今、意外と怖いのがSNSの発信による副業バレです。
ブロガーの中には、集客目的のためにTwitterなどのSNSで発信する人が多いですよね。
毎日のように発信するブロガーさんは、気をつけなければ副業バレのリスクが高くなります。
たとえ、副業用のアカウントだったとしても、特に以下のような発信内容には気をつけましょう。
- 自分の顔や会社の写真
- 最近あった出来事の愚痴
- 同僚といった場所や食事の写真
- 顔や自宅の雰囲気がわかる写真 など
もしもSNSなどで発信を行う場合は、誰かに見つかるかもしれないという意識で発信を行った方が良いでしょう。
⑤スマホやパソコンの画面を見られないようにする
意外に気をつけたいのが、スマホやパソコンの画面を見られないようにすることです。
真面目なブロガーさんは、昼休みなどを効率的に使って、記事を書いたりASPの管理画面を確認したりすると思います。
実は、スマホやパソコンの画面は、よく盗み見られています。
会社近くのカフェなどで、朝活をする人も気をつけた方が良いでしょう。
作業しているところを、誰が見ているかわかりません。
⑥コソコソしないで会社に副業を認めさせる
コソコソしないで、会社に副業を認めさせる方法も実は良い対策です。
正攻法のパワープレイですね。
厚生労働省の副業ガイドラインでは、副業を制限できるのは以下のような場合と定義しています。
【副業を制限することが許される場合】
- 労務提供上の支障がある場合
- 業務上の秘密が漏洩する場合
- 競業により自社の利益が害される場合
- 自社の名誉や信用を損なう行為や信頼関係を破壊する行為がある場合
上記のような問題がない場合は、基本的に副業を制限することはできません。
職種や社風にもよりますが、一度認めてもらうことを考慮してみる価値はあるでしょう。
⑦副業のことを絶対に他人に言わない
結局のところ、副業のことを絶対に他人に言わないことが一番重要だと思います。
人は秘密を知ると、どうしても人に話をしたくなる心理が働くからです。
あなたの職場にも、「噂話が好きな人」「変な正義感がある人」「人の足を引っ張る人」など、色々な人がいます。
成果が出たときなどは、誰かに話聞いてもらいたくなると思いますが、グッと我慢して家族やブロガー友達に話すだけにしておきましょう。
副業禁止の会社でブログがバレたときの対策

副業禁止の会社でブログ運営がバレたときの対策も、考えておきましょう。
副業でブログがバレてしまったときは、うまい言い訳をするのが一番です。
もしバレたとしてもうまい言い訳をすれば、注意勧告で終わったり少し怒られたりするだけで終わるからです。
副業に対する厳しい規定があったとしても処分を下すのは人間です。
人間は、感情の生きものです。
「そういった事情なら仕方ないか・・・」
「その理由は明確に副業だと判断しにくい・・・」
と思わせれば、こちらの勝ちです。
実はそのブログは、今でも一部の方が見に来てくれるんですよね。
現在は、仕事に集中したいので、ブログの管理は妻に任せています。
今、僕はほとんど関わっていないため、安心して下さい。
▼それぞれの環境や状況によって適切な言い訳異なります。一度、自分に合った言い訳を考えてみてくださいね。

副業禁止の会社でブログがバレたときの処分

副業がバレたときの懲戒処分は、その副業がどれくらい本業に対して影響しているのかが大きなポイントです。
業務に支障が出ていない場合は、口頭注意や書面での注意・始末書の提出などで終わることがほとんどです。
業務に支障が出ていた場合は、一時的な出勤停止や減給の可能性も出てきます。
【副業がバレたときの処分】
- 訓戒・戒告:口頭で注意を受けます
- 減給:数ヶ月分の給料が減ります
- 出勤停止・自宅待機:自宅待機となり調査となります
- 降格処分:役職者の場合、降格になります
- 諭旨退職・解雇:自主解雇、もしくは強制的にクビになります
犯罪行為に加担していた場合やライバル企業に情報を漏洩していた場合は、懲戒解雇のリスクがあります。
しかし、ブログに関しては、職場で知りえた機密情報をネットで公開するなどの悪質なものでなければ、懲戒解雇の心配はないでしょう。
【FAQ】副業禁止の会社で働く人のよくある質問集

ここからは、副業禁止の会社で働く人によくある質問を紹介したいと思います。
【よくある質問】
- そもそもなぜ副業は禁止されているの?
- マイナンバーから副業がバレることってあるの?
- 公務員の副業は普通のサラリーマンより処分は重いの?
それぞれの質問について解説していきます。
①そもそもなぜ副業は禁止されているの?
多くの会社が副業を禁止する理由の中で、最も多い理由は「社員の⻑時間労働・過重労働を助⻑するため」です。
「社員の⻑時間労働・過重労働を助⻑するため」に次ぐ理由としては、「情報漏洩のリスクがあるため」や「労働災害の場合の本業との区別がつかないため」などがありました。
副業は会社が管理できないため、労務管理上の問題が起こりやすく、社員の健康を害してしまうリスクがあることが、主な理由だと言えます。
②マイナンバーから副業がバレることってあるの?
基本的には、マイナンバーから副業がバレることはありません。
マイナンバーは、行政の効率化や国民の利便性の向上のために作られたものだからです。
目的外使用で違法行為となってしまうため、マインバーの情報を元に、政府から会社に副業の情報が伝わることはありません。
③公務員の副業は普通のサラリーマンより処分は重いの?
公務員の副業は、普通のサラリーマンの副業とは少し状況が違い、処分が重くなる傾向にあります。
公務員は、職務にまっとうしなければならないことが法律で規定されており、公務員の副業は法律で禁止されているからです。
職員は、法律又は命令の定める場合を除いては、その勤務時間及び職務上の注意力のすべてをその職責遂行のために用い、政府がなすべき責を有する職務にのみ従事しなければならない。
引用:国家公務員法第101条
公務員は確定申告で住民税を「自分で納付(普通徴収)」にすれば、基本的にバレないところは、同じです。
しかし、バレたときのリスクは普通のサラリーマンよりも大きいと言えます。
いきなり懲戒免職の可能性はほとんどありませんが、一定期間の停職や減給の可能性は十分に出てくるでしょう。
僕は副業バレよりも副業をしない未来の方が怖い【体験談】

僕も副業を始めようと思ったときは、副業がバレることが怖かったです。
でも、いつからか次第に副業がバレるよりも、自分の未来が閉塞していくことの方が怖くなってきました。

物価は上がり、自分の給料はなかなか上がらない。
にもかかわらず、生活費や住宅ローン・子どもの教育資金は容赦なく、襲い掛かってきます。
「このままではヤバい・・・」
そう思った僕は、ブログでお金の生み出す仕組みを作ろうと決意するのです。
ブログやアフィリエイトは、ストック型のビジネスで、一度収益化に成功するれば不労所得化しますが、1年くらいでは収益化できないという特徴があります。
しかし、ブログで生まれた収益は、一度お金が生まれる仕組みを作ると自動で動き出します。
1万円くらいの副業収入であっても、仕組みが作る副業収入の安心感はハンパないです。
本業が忙しいときや体調を崩しているときでも、自動で副業収入を生み出してくれるのですから。

ブログやアフィリエイトは時代遅れと言われることもありますが、まだまだチャンスはあります。
お互い自分の人生を楽にしてくれる仕組みを、少しずつブログやアフィリエイトで作っていきましょう。
▼「ブログに挑戦していみたい」という方向けにWordPressブログの始め方について詳しく解説しています。

【まとめ】副業禁止でも対策すればブログはバレない

以上、ブログは副業禁止の会社でも可能であることを解説しました。
副業禁止の会社でブログをやるには、やっておくべき対策が7つありました。
- 自分で住民税を納付する
- 副業収入が年間20万円を超えないようにする
- 家族にブログをやってもらい自分は手伝う
- SNSでの発信に注意する
- スマホやパソコンの画面を見られないようにする
- コソコソしないで会社に副業を認めさせる
- 副業のことを絶対に他人に言わない
正直、副業禁止の会社であっても、正しいやり方でやればブログはバレません。
そもそもブログが副業かどうかの定義もあやしいです。
これからブログをやろうとしている人は、副業がバレないことを心配することよりも、どうすればブログで稼げるようになるかも真剣に考えましょう。
ブログは収益までに時間はかかりますが、一度稼げる仕組みを作ると、あなたの人生を必ず良い方向に導いてくれます。
挑戦する価値ありです。
▼ブログやアフィリエイトはジャンル選びを間違うと失敗します。「どんなジャンルを選べば良いかわからない」という方に向けて記事を書きました。
